
コラム
乳幼児健診は何のためにするの?成長の目安と「相談できること」
「もうすぐ健診だけど、何を準備すればいいの?」 「うちの子、ほかの子と比べて発達が遅いのかな…」そんな不安や疑問を抱えたまま、健診の日を迎えてしまうお父さん・お母さんも多いのではないでしょうか。
乳幼児健診は、病気の有無を調べるだけの場ではありません。お子さんの成長をプロの目で確認しながら、育児の「これってどうなの?」をそのまま相談できる、とても心強い機会です。
このコラムでは、健診の目的・時期ごとの確認ポイント・当日に相談できることをわかりやすくお伝えします。
乳幼児健診は「病気を見つける場」だけではない
乳幼児健診と聞くと、「異常がないかチェックする場」というイメージを持つ方が多いかもしれません。でも実際には、それだけではないのです。
成長を定期的に「記録」していくことが大切な理由
赤ちゃんの成長は、1回の診察だけでは全体像がつかみにくいものです。
身長・体重・頭囲の計測を定期的に続けることで、「この子らしい成長の軌跡」が見えてきます。成長曲線から少し外れていても、継続して記録することで「ずっとこのペースで順調に育っている」と確認できることも多くあります。
健診はお子さんの成長を長期的に見守るための、大切な積み重ねなのです。
見過ごされやすいサインを、専門家の目で早期に気づく
毎日一緒にいるからこそ、少しずつの変化には気づきにくいものです。
股関節の動きの左右差、目の動き、音への反応など、日常生活では見落としがちなサインも、専門家が診察することで早期に気づくことができます。早めに発見できれば、それだけ対応の選択肢も広がります。
健診を「異常がないか怖いから行く場所」ではなく、「お子さんの健やかな成長を一緒に確認する場所」として、ぜひ前向きに活用してください。
時期ごとに何をチェックするの?目安と確認ポイント一覧
3〜4か月健診|首のすわりと感覚の発達を確認
首がしっかりすわっているか、音や光に反応しているか、あやすと笑うかなどを確認します。先天性の異常や股関節の動きも、この時期にチェックされます。「まだ首がぐらぐらする気がして…」そんな不安も、遠慮なく話してみてください。
9〜10か月健診|運動発達と社会性の芽生えを確認
ハイハイやつかまり立ちの様子、人見知りや後追いの有無など、体と心の両面を確認します。「ハイハイをしないまま立ち上がろうとしている」「人見知りが全くない」など、気になることがあればこのタイミングで伝えましょう。
1歳6か月健診|歩行・言葉・指さしを確認
ひとり歩きができるか、意味のある言葉が出ているか、指さしでコミュニケーションが取れるかを確認します。歯科健診も同時に行われ、むし歯の有無のチェックや歯磨き指導も受けることができます。
3歳児健診|視力・聴力・生活習慣まで幅広く確認
視力検査や聴力検査が加わり、言葉のやりとりや基本的な生活習慣の定着具合も確認します。発達の個人差が目立ち始める時期でもあるため、「ほかの子と少し違うかも」と感じたことは、遠慮なく伝えてみてください。
健診で「こんなことも相談していいの?」
「診察以外のことを聞いてもいいのかな…」と遠慮してしまう親御さんは、実はとても多いです。でも、健診は医療的なチェックと同時に、育児の悩みをそのまま打ち明けられる場でもあります。
健診でよく寄せられるご相談
- 夜泣きが続き、睡眠が十分にとれない
- 離乳食をなかなか食べてくれない
- 言葉の発達が遅いように感じる
- 育児に自信が持てず、気持ちが落ち込むことがある
- 予防接種のスケジュールを確認したい
どれも「こんなこと聞いていいのかな」と思われがちな内容ですが、すべて健診でご相談いただけます。お子さんの体の状態だけでなく、日々育てているご家族の気持ちに寄り添うことも、健診の大切な役割です。
受診前に「気になること」をメモしておくと安心
診察室に入ると、緊張して聞きたいことを忘れてしまうことがよくあります。事前にスマホや母子手帳の余白に、気になることを箇条書きでメモしておくだけで、当日の相談がぐっとスムーズになります。「大したことじゃないかも」と思うことでも、ぜひ書き留めておいてください。
まとめ
乳幼児健診は、異常を見つけるためだけの場ではなく、お子さんの成長を確認し、育児の不安を一緒に整理していく大切な機会です。健診の際には、「実はずっと気になっていて…」ということも、どうぞ遠慮なくご相談ください。小さな疑問でも、その場で言葉にすることで安心につながります。
福岡市中央区で乳幼児健診をご検討の方は、当院へお気軽にご相談ください。
駅から近いため通いやすく、 WEB予約・ネット問診にも対応しており、忙しい中でも受診しやすい環境を整えています。感染症が気になる時期にも配慮した院内体制でお待ちしています。定期的な健診を通じて、お子さんの成長を一緒に見守っていきましょう。







